合計5台の掘削マシンは必要!

画像: 井上友樹 いのうえ・ゆうき ジャンプライズ代表。ヒラスズキの世界記録をはじめとした、ショアからの大物ハンターとして人気が高い。ターゲットは大物だが、釣りの精度と理論は緻密を極めている。さらに、ルアー構想から、内部構造、CADデータ、プロトモデルの削り出しまでを、一人でこなす日本有数の天才的ルアー開発者としても知られている。

井上友樹 
いのうえ・ゆうき ジャンプライズ代表。ヒラスズキの世界記録をはじめとした、ショアからの大物ハンターとして人気が高い。ターゲットは大物だが、釣りの精度と理論は緻密を極めている。さらに、ルアー構想から、内部構造、CADデータ、プロトモデルの削り出しまでを、一人でこなす日本有数の天才的ルアー開発者としても知られている。

ジャンプライズ新事務所完成目前レポート第二弾。

第一弾はコチラ↓

前回のレポートから約2週間。新事務所の内装はほぼ完成に至った。前回3台だった掘削マシンは4台に増設されていた。あと1台増設すれば、ジャンプライズ代表の井上友樹さんが計画している5台に到達する。

「現状の4台では足りないです(涙)…」と井上さんは嘆く。

「なるべく早くもう1台増設します(笑)」。

合計5台の掘削マシンを同時可動させることによって、井上さんから湧き上がる膨大なルアーアイデアの速度に、掘削マシンがプロトを作り出す速度が、ようやく追いつくことになる。

海まで約10分なのに…スイムテスト用プールが必要な理由

ジャンプライズから一番近い海まで車で約10分。完成したプロトモデルのスイムテストは現状、近くの海で行われている。

画像: ジャンプライズ新事務所の「打合せルーム」には、井上友樹さんが釣り上げたビッグワンのはく製が展示されている。その大きさはまさに規格外。

ジャンプライズ新事務所の「打合せルーム」には、井上友樹さんが釣り上げたビッグワンのはく製が展示されている。その大きさはまさに規格外。

「ですけど、プロトが完成した一回目のスイムテストは、本当は海でやる必要はないんです。この段階ではあくまでもイメージ通りに水を噛むのか…、とか、イメージ通りに動くのか…、とか、実際の動きに応じて微調整をくわえることが主目的です。

そのため、ブレのない精密なスイムデータが必要。海ですと、荒れていたり、濁りによってルアーアクションが見えにくいこともあります。結果的にテスト日が限定されてしまい、その上、データに多少のブレが生じることもあります。

また、作業的にも泳がせて微調整…、さらに泳がせて微調整…という終わりが見えない繰り返しなので、海まで10分…という距離も結構なタイムロスになってしまいます。

その点、事務所横のスイムテストプールだと、すぐに泳ぎを検証できるので、クオリティの高いルアーを作る上ですごく大切です」

事務所横に併設されている「スイムテスト用プール」は完成目前。全長約20メートルを誇るプールは、井上さんが実際に潜ってルアーアクシヨンとルアーカラーを確認するため。

本当の意味でのルアーアクションは魚目線で見ないと分からない!

そして、井上さんにとってスイムテスト用プールが必要な理由がもうひとつある。

それは井上さんのライフワークと密接に関係している。

井上さんのメインターゲットであるヒラスズキもヒラメも、ルアーを下から見上げるカタチで、目線よりも上方を泳ぐルアーに対して食い上げ気味でバイトすることが多い。

井上さんにとって自ら開発したルアーが、魚目線でどのように見えているのか? を知るために実際に海に潜って、仲間にリトリーブしてもらったプロトルアーの動きを確認することは当たり前すぎる日常。すでに、ライフワークとして定着している。

つまり井上さんにとってのスイムテストは、海に潜る…という行為がワンセットになっている。事務所横のプールで潜って確認した方が容易なのは頷ける。

学生時代に三段跳びの国体選手だった井上さん。新事務所の横には、ビッグワンとのパワーファイトのトレーニングも兼ねた、三段跳びの練習レーンと砂場が併設されている。ちなみに事務所棟の横にある自宅には、ハイレベルのウエイトトレーニングルームが設けられている。

画像: 敷地内に設けられた砂場

敷地内に設けられた砂場

ルアーカラーが変わればルアーアクションも変わる!!

井上さんが潜って確認するのはルアーアクションに限った話ではない。実はジャンプライズ製のルアーカラーのほとんどは井上さんが実際に水中に潜り、上方を通過する塗装されたルアーを眺めて最終判断を下している。

ルアーカラーは机上に置かれたルアーを見ても何もわからない。ましてや、陸上からリトリーブさせてブリブリと動くルアーを見ても真実には近づけない。

実際に海に潜って、海面越しの太陽光線を感じながら、魚目線でルアーを眺めることによって、初めて真実に近づけると井上さんは考えている。

「海に潜って上を通過するルアーを眺めていると、ベリーを軸にしてサイドカラーが3点の点滅信号のようにアピールします。ルアーボックスの中で眺めていると、ついついサイドカラーばかりに視線が行きがちですが、魚から見たらベリーカラーは非常に重要です。

さらに言うと、ベリーカラーとサイドカラーの組み合わせが重要です。また、海の中で10~15メートルくらい離れて、ルアーアクションを眺めていると、カラーが変わるだけで、例えばロウディ130Fを同じように泳がせても、まったく違うルアーに感じることが多々あります。

つまりは、ルアーカラーが変わればルアーアクションも変化したように見える! ということです。現実的にカラーにはそれだけの影響力があるということです」

「魚に色を見分ける能力があるのか? という学術的な論争もありますが、実際に海の中からルアーを眺めると、ルアーカラーが変わるだけで、ルアーアクションの印象もまるで変わる、という現実を誰にでも体験できると思います。

ルアーカラーは単なる色ではなくてアクションなんだ…と考えるとカラー理論も少し面白くなりますよね」。

画像: ルアー開発と共にロッド開発も進行中。

ルアー開発と共にロッド開発も進行中。

画像: すでに大人気の「オールウェイク・シリーズ」に続き、新たなモデルを開発中。

すでに大人気の「オールウェイク・シリーズ」に続き、新たなモデルを開発中。

そんな個性的な理論を持つ井上友樹さんが、代表を務めるジャンプライズの新事務所はまさに完成目前。


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