ヒラスズキロッドとして、伝説の長尺竿と呼ばれる「平狂」(DAIWA)がついに復活。その情報をキャッチしたルアーマガジン・ソルト編集長中川が、開発に携わっている村越正海氏の実釣取材を敢行。その真相を解き明かします。

NEW平狂は出るのか、出ないのか?

6月23日に釣りPLUSへポストした記事で、長らくディスコンとなっている15ftの長尺ヒラスズキロッド、平狂(ひらぐるい)が新しくなって発売される可能性について言及しました。

と、言うことで、村越さんから提案された実釣取材に行ってまいりました。ベタ凪の伊豆へ…。

新しい平狂を使用した釣行の内容や15ftロッドへのこだわりなどは、現在販売中の『ルアーマガジンソルト2017年9月号』を読んでいただくとして…。

結果から言うと、NEW平狂、出ます。既に、DAIWAのHPにも掲載されているので、ご存知の方もおおいかもしれませんが。

この記事では、『ルアーマガジンソルト9月号』に掲載した実釣記事で書ききれなかった、村越さんの考えるNEW平狂の進化について、大きく2つに絞って見ていこうと思います。

画像: 写真上)平狂の旧モデル 写真下)NEW平狂 見た目の大きな違いはやはりグリップの素材。コルクからEVAへと変更となっている。ちなみに、

写真上)平狂の旧モデル 写真下)NEW平狂 見た目の大きな違いはやはりグリップの素材。コルクからEVAへと変更となっている。ちなみに、

大きな進化点①
ブランクスの素材と構造

◎ヒラスズキの動きに対して柔軟に追従する柔軟性

◎寄せるための反発力(バットパワー)

村越さんが新しい平狂にもとめた、一見、矛盾するような上記の特性。旧平狂開発時にはなかった素材と製造技術の進化が、この矛盾を解消したと言います。

村越氏「相反する2つの要素が1本の中で両立しているというイメージ。これは“SVFコンパイルX ナノプラス”という素材と、“X45”というブランクス構造が大きく貢献していると思う。特に、ファイト中にこの進化を感じる。ヒラスズキの急な動きにもしっかりと対応しつつ、一気に間を詰めようとするときにはパワフルに引き寄せられる。もう、旧モデル(編集部注:振り出しモデルの旧モデルのこと)を使う必要性は感じない」

画像: 強靭なバットを持つ平狂を、根本からしっかりと曲げてキャストするにはそれなりの体力が必要になる。誰もあ使えるロッドというわけではない。

強靭なバットを持つ平狂を、根本からしっかりと曲げてキャストするにはそれなりの体力が必要になる。誰もあ使えるロッドというわけではない。

大きな進化点②
柔軟になったティップセクション

村越さんはさらにティップセクションについても言及。

村越氏「ティップに柔軟性をもたせたのは、ヒラスズキのエラ洗いでもルアーが弾かれないようにするため。以前に比べて、特に伊豆などは、釣れるヒラスズキのアベレージサイズが明らかに落ちてきている。例えば60cmクラスのヒラでもキッチリとれるようなチューニングになっている。あと、僕は軽いミノーをよく使うんだけど、ティップに柔軟性があると、軽量ルアーの操作がしやすくなる。これは大きいね。旧モデルは、メタルジグも投げられるようにというコンセプトで、かなりしっかりとした使用フィールだったから、新しい平狂とはかなり印象が違ってるはず」

画像: 新しい平狂と旧モデルの、ティップの柔軟性をチェックする村越さん。見た目にも、わずかではあるが新しい平狂のティップが細くなっているのがわかる。

新しい平狂と旧モデルの、ティップの柔軟性をチェックする村越さん。見た目にも、わずかではあるが新しい平狂のティップが細くなっているのがわかる。

ティップを柔軟にしたのは、弊誌取材での痛恨のバラしが要因…!?

2015年2月、村越さんと五島列島は福江島でヒラスズキの釣行取材を行いました。その際の出来事。

ベタ凪でどうにもならない状況だったんですが、最後の最後で風が吹き、うっすらとサラシが磯を覆いました。そして、実釣終了時間ギリギリでヒット!…したんですが、取り込み寸前で痛恨のバラし。そのとき使用していたロッドが旧平狂だったんです。

この苦い経験をしたときに、柔軟なティップの重要性を痛感したと、今回の取材時に話してくれました。そのときの動画がたまたま残っていたので、下に公開します。

画像: 1:14あたりで、村越さんが足元に注意を奪われた瞬間、ヒラスズキがエラ洗い。そして、フックアウト…。新しい平狂だったら、あるいはキャッチできていたのかもしれない…。 youtu.be

1:14あたりで、村越さんが足元に注意を奪われた瞬間、ヒラスズキがエラ洗い。そして、フックアウト…。新しい平狂だったら、あるいはキャッチできていたのかもしれない…。

youtu.be

バットの飾り巻きは、簡易メジャーとして使える

進化した部分も多くあるが、一方で変わらない部分もある。その一つが、隠し機能とも言える簡易メジャー。グリップエンドから一番上の飾り巻きまでが80cm。1つ下の飾り巻きで70cm。

磯場で、メジャーも出せないような状況でも、サクッと魚のサイズを計れるこの機能は、前モデルから踏襲された、村越さんこだわりの部分。

画像: グリップエンドからバットの飾り巻きまでが70cm、80cmと簡易メジャーとしての機能も持っている。これは空モデルから踏襲された機能の1つ。

グリップエンドからバットの飾り巻きまでが70cm、80cmと簡易メジャーとしての機能も持っている。これは空モデルから踏襲された機能の1つ。

価格は98,000円。発売は9月末

【モアザン WISEMEN T150M-5 平狂(DAIWA)】

11ft台のロッドでさえ数えるほどしかない状況で、15ftという長尺の平狂の登場を待っていたアングラーは、多くはないにせよ確実いると思います。使う人を選ぶロッドだが、ハマる人にはとことんハマる。こんな強烈なキャラクターを持ったロッドが市場に投下されるというのは、とてもおもしろいことだと思います。

どのような反応を持って受け止められるのか、今から発売が楽しみです。え? オマエは買うのかって? まず、筋トレから始めようと思います…。

画像: リールシート部分に刻まれた平狂の文字。旧モデルが中古市場で高値で取引されていたとか…。なかなか手に入らず、NEW平狂のリリースを待ちわびていた人には朗報といえるだろう。

リールシート部分に刻まれた平狂の文字。旧モデルが中古市場で高値で取引されていたとか…。なかなか手に入らず、NEW平狂のリリースを待ちわびていた人には朗報といえるだろう。

詳しくは、ルアーマガジンソルト9月号をチェック!

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