ルアーマガジン本誌で最長期連載を誇る「菊元俊文のQ&A一刀両断」コーナーから、選り抜きの名回答をお届け。特に初心者にピッタリなクエスチョンを一刀両断!今回は「バス釣りをする上で気をつけるべきマナー」について解説します。

釣りをする時のマナーを考えてみよう

画像: <きくもと・としふみ>’97初代JBワールドシリーズチャンピオン。元祖ビッグベイターにしてジグ番長の通り名でも知られるプロフェッショナルアングラー。エバーグリーンインターナショナルで、タックル開発やプロスタッフを統括するプロデューサーとしても活躍。

<きくもと・としふみ>’97初代JBワールドシリーズチャンピオン。元祖ビッグベイターにしてジグ番長の通り名でも知られるプロフェッショナルアングラー。エバーグリーンインターナショナルで、タックル開発やプロスタッフを統括するプロデューサーとしても活躍。

Q.菊元さんが釣りをする上で気をつけているマナーは?
A.周りに迷惑をかけないことがもっとも大事なマナー

 自分が当たり前だと思っていることや、何も気にしないでしていることが、周りに迷惑をかけてしまうことがあります。バス釣りは確かに楽しいですが、楽しいの前に「人に迷惑をかけないで」という前提が必要です。

 僕は釣りをする前に、クルマを止める前に、もう一度「これで大丈夫か?」と自分に問いかけるようにしています。釣り禁止、立ち入り禁止の場所で釣りをしないのは当たり前です。さらに例えば、民家があるなら早朝や暗いうちからクルマで大きな音量で音楽をかけない。エンジンを切る。大声でしゃべらない。朝からうるさければ苦情が出て当然です。

画像: 釣り場周辺に車を置く時は、駐車禁止や立ち入りの場所には停めないのはもちろんだが、通行のさまたげなどの迷惑とならないように、くれぐれも注意を払いたい。

釣り場周辺に車を置く時は、駐車禁止や立ち入りの場所には停めないのはもちろんだが、通行のさまたげなどの迷惑とならないように、くれぐれも注意を払いたい。

 また、地域のローカルールに従うなどは、当然のこと。「迷惑になりそうな駐車をしない」、「ゴミは絶対に捨てない」、などは「釣りをそこでさせてもらっている」と考えれば、これも当たり前のことで基本中の基本です。

理想は釣りをする前よりも釣り場をキレイに

 バスを釣っているとルアーを根がかりなどでロストすることがあります。それはフィールドにゴミを残すことになります。僕は少なくても、そこのフィールドが来る前の状態より汚れないように意識しています。僕は結び替えたラインの切れ端さえも絶対に捨てません。理想は来る前より綺麗にすることです。

 見つけたラインの切れ端やパッケージなどのゴミはできる限り、回収しておいた方が、皆が気持ちよく釣りができるだけでなく、地域の住民にもアピールすることができます。
 
 残念ながら、バスは外来生物法以降、釣りをしない一般の方からは害魚という認識が圧倒的に強いです。なので、スタンドプレーと言われても、「バスを釣る人はマナーがいいな」と言われる行動をすることが、今後、釣り場を守る意味でも重要なことです。

画像: 釣りにきて、釣り場にゴミを残すことはやめよう。自分のゴミだけでなく、気がついたら落ちているゴミを少しでも拾って帰ろう。その積み重ねが釣り場環境の向上へつながるはずだ。

釣りにきて、釣り場にゴミを残すことはやめよう。自分のゴミだけでなく、気がついたら落ちているゴミを少しでも拾って帰ろう。その積み重ねが釣り場環境の向上へつながるはずだ。

 ちなみに、挨拶も大切です。デカイ四駆車で、突然サングラスかけた人間に急に来られたら、地域の方は「怖い、気味悪い」と思うかもしれません。

 「おはようございます」でも「ええ天気ですね」でもいいし、声を出すのが恥ずかしければ、会釈だけでもいいです。それで無視されても、怪訝な表情されてもいいです。無視するよりは遥かにマシです。先行者が釣りをしている時も同じです。声をかけて、嫌な顔をされれば、僕は遠慮して入りません。「どうぞ!」と言われれば、お互いに気持ちよく釣りを楽しめます。とにかく、挨拶、声かけは基本です。

画像: 釣りをしていると、釣り場近くの住人や他のアングラーと出会うことも多い。無言で通り過ぎるのではなく、挨拶をしてみよう。釣り以前に人としての基本となることだ。

釣りをしていると、釣り場近くの住人や他のアングラーと出会うことも多い。無言で通り過ぎるのではなく、挨拶をしてみよう。釣り以前に人としての基本となることだ。

ライフジャケットをつける意味

 後はここ数年、僕はおかっぱりでもライフジャケットを着用するようにしています。30数年バス釣りしていますが、実はおかっぱりでこけて落水した経験が何度かあります。足場の高い場所や低水温期は死ぬかと思います。

画像: ボート釣りはいうまでもないが、岸釣りでもライフジャケットで安全を確保することも大事。自分の身は自分で守ろう。

ボート釣りはいうまでもないが、岸釣りでもライフジャケットで安全を確保することも大事。自分の身は自分で守ろう。

 最悪、死んでしまうと周りが悲しむだけでなく、後々色んな人達に迷惑をかけることになります。釣り場も事故が起きてしまうと釣り禁止、立ち入り禁止になる可能性が非常に高くなり、ちゃんと釣りをそこで楽しんでいる人達の楽しみを奪うことになります。

 おかっぱりでもボートでも「自分の命は自分で守る」ことはマナーと言う表現は違うかも知れませんが、ある意味当たり前のことだと思っていますし、ライフジャケットの啓蒙活動は自分の使命だと思っています。

この記事はルアーマガジン2014年6月号掲載の内容を元に再編集しています。

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画像: 菊元俊文 一刀両断2017 (ルアーマガジンプラスVol.12) 2月6日発売!! youtu.be

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