バスがどこにでもいる季節、それが秋。しかし冬が近づくにつれ、「“ビッグフィッシュが反応する水深”には一定の傾向が見えてくる」と、国内最高峰トーナメントカテゴリーの第一線で活躍し続けるレジェンドアングラー・今江克隆氏は言います。今回は、その"狙うべき水深"にたどり着くために欠かせない、“エリアの考え方”を、ルアーマガジン2017年12月号巻頭特集記事より、一部抜粋してお届けいたします!!

レジェンドアングラー・今江克隆が明かす晩秋戦略

日本一のビッグレイクから小規模野池まで、さまざまなフィールドで膨大な経験を積み上げてきた今江さんが明かす、晩秋に攻略すべき「水深」とは?

画像: 写真はトップ50最終戦、プラクティス時のもの。レンジ(ルアーをトレースする水深)によって、明確に反応の違いが出たそうです。

写真はトップ50最終戦、プラクティス時のもの。レンジ(ルアーをトレースする水深)によって、明確に反応の違いが出たそうです。

と、記事の核心に触れたいところですが、そこはルアマガ本誌を熟読していただくとして、釣りプラスではその導入である今江さんの「晩秋エリア考」(一部抜粋)を出血大サービスで掲載しちゃいます!!

以下、今江さんのオコトバです!!

まずはエリアを考える。

秋と言えば、バスの行動に影響を与える環境変化として無視できないのがターンオーバーだ。

急激な気温の低下等で冷やされた表層の水が、風に助長されて、プランクトンの死骸などを含んだ溶存酸素の乏しいボトム付近の水と入れ替わるこの現象は、早い地域では9月初旬から始まり、湖の規模によってたびたび繰り返されながら冬へと移行していく。琵琶湖のように広大なフィールドではそれこそ12月までターンオーバーが生じることもある。

一方、野池のように規模が小さく、全体水深の浅いフィールドでは一発起きたらおしまい、というケースも多い。この場合はターンオーバーというよりもむしろ、風によって全体が攪拌されるという見方が当てはまるかもしれない。

こうした変化が生じることでやがてフィールド全体の水温が均一化され、夏の間はシェードや流れ込みなど快適な場所を求めていたバスが広範囲に散ってしまう。その傾向は小さな野池ほど顕著で、岸際のシャローから沖まで、それこそ表層からボトムまで、どこにバスがいてもおかしくない状況になるわけだ。

バスはエサを求めて動く。

ここで勘違いしてはいけないのが、快適な水温だからバスが広く散るのではないということ。

ターンオーバーの影響もしかり、環境の変化をいち早く察知して動くのは生命力の弱い生き物であって、すなわちベイトフィッシュである。小ブナ、モツゴ、オイカワ、ワカサギなどの小魚はもちろん、スジエビなどの甲殻類も、生きるために水の良い場所、より快適な場所を求めて行動している。

つまり、ベイトフィッシュが岸際にいれば岸際に、沖にいれば沖に、エサを求めてバスが動くという捉え方をすべきである。

どの季節であってもバスのいる場所とエサの存在は切っても切れない関係にあるが、春は産卵、夏と冬は過ごしやすさが場所に絡んでくるため、エサの優先順位が突出するのが秋なのだ。

画像: ランボルトでキャッチしたコンディションの良い個体。秋と言えば巻き物の季節ですが、トレースレンジが合っていないとまったく反応が得られないことも…。その理由もやはりエサが関与しているのです。

ランボルトでキャッチしたコンディションの良い個体。秋と言えば巻き物の季節ですが、トレースレンジが合っていないとまったく反応が得られないことも…。その理由もやはりエサが関与しているのです。

ターンオーバー対処法

ターンオーバーが生じている場合、水が良い場所(=溶存酸素の多い場所)を探していくのが基本になる。普段よりも明らかに濁っていて、水に粘性があると言おうか、水面に細かいゴミが多く、ボートの航跡やバズベイトを引いたあとなどにあぶくがずっと残っているようなエリアは、ターンオーバーが生じていると判断して良いだろう。

そんなエリアはまずパスしていくのが得策だ。

水がよい場所の代表として挙げられるのはインレットである。自然湖であれば湧水のある場所(伏流水が期待できる流入河川の河口部など)。ターンオーバーが生じた場合、そういったエリアを釣っていくのが手っ取り早い。

ただし、秋は冷たい水が注いでいると考えられるので、たとえばリザーバーのバックウォーターなら最上流部ではなく、そこから一段下った浮きゴミが溜まっているファーストベンドなどが狙い目となる。

ダイレクトにフレッシュな水が注ぐ場所ではなく、秋は距離的あるいはストラクチャーなどによるフィルターを介したエリアに着目したい。

画像: 浮きゴミがある場所というのは往々にして水温の変わり目であることが多く、魚をストックしている可能性が高いと今江さん。

浮きゴミがある場所というのは往々にして水温の変わり目であることが多く、魚をストックしている可能性が高いと今江さん。

今江さんの“晩秋に狙うべき水深”とは?

上記の「晩秋のエリア」を絞り込むための考え方を踏まえて、はじめて「狙うべき水深」へフォーカスできるわけです。ここからルアーマガジン12月号本編への特集内容と続くわけですが、今江さんの誌面の企画メインタイトルは『晩秋に狙うべき水深・二極化論』。

難しい時期だからこそ、あえて2つに絞ってしまうのが今江さんの考え方なのです。

そこにあるのは、レンジに対する捉え方の基本と応用。アングラーのレベルを問わず、ぜひ読んでいただきたいと思います!!

画像: 今江さんの“晩秋に狙うべき水深”とは?

※ "ルアーマガジン2017年12月号"をざっくり紹介すると…

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(左)LUCKY CRAFT U.S.A. 大森貴洋コンセプトBOOK (右)スマホ動画配信:川村光大郎『変幻自在のネコリグ』!!

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