自ら自然と直接向き合い、自然と一体になりながら美しい魚を追い求めるのが魅力の渓流釣り。一般的にはやや敷居が高いと思われがちだが、まずチャレンジしたいと思ったら、比較的釣りやすく人気の高いヤマメ釣りから始めるのがオススメ。その基本的な知識について、埼玉県熊谷市「プロショップオオツカ」スタッフの内藤努さんが連載解説する(全6回)。第3回は「キャスティング」について。

ロングキャストとショートキャストの使い分けがキモ

渓流のキャスティングで大事なのは、ケースバイケースでロングキャストとショートキャストを使い分けること。

魚の大小関わらず1尾を確実に手にするのに効果的なのはロングキャストです。ポイントを線でトレースできるので、複数のポイントに着く魚に1回でルアーを見せることができますから。ただし複数のピンポイントをなめるように見せる方法になるので、魚のスレが急速に進行することも頭に入れておいてください。

画像: 落ち込みにダイレクトにルアーを投じ、1回で引き切るトレースは確かに有効だが、魚たちにはプレッシャーを与えることになる。ポイントによっては、ひとつの淵を細分化し、数投で釣り分ける手法が有効だ。

落ち込みにダイレクトにルアーを投じ、1回で引き切るトレースは確かに有効だが、魚たちにはプレッシャーを与えることになる。ポイントによっては、ひとつの淵を細分化し、数投で釣り分ける手法が有効だ。

前回解説したストーキングのように、小さな渓流のヤマメを狙う時は、魚を釣るためだけではなく、魚を走らせない、場を潰さないという目的を持ったキャストも必要になります。そういった場合はロングキャストで淵頭をズドンと打てばいい訳ではなく、ショートキャストを織り交ぜながら、的確に淵を攻め分けることが重要になります。ひとつのポイントで数を出すには、ショートキャストで釣り分ける方が場を潰すことがありません。

画像: 内藤努(ないとう・つとむ)埼玉県熊谷市の「プロショップオオツカ」スタッフ。常に尺上ヤマメを目標に渓流を駆け巡る熱血アングラー。大の猫好きでもある。

内藤努(ないとう・つとむ)埼玉県熊谷市の「プロショップオオツカ」スタッフ。常に尺上ヤマメを目標に渓流を駆け巡る熱血アングラー。大の猫好きでもある。

ビギナー向けの渓流ヤマメ釣り入門第4回は、「低活性ヤマメ」について解説します。

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