ガチガチの棒のような竿、絶対に切れないライン、中空フロッグ…。特有のルールを決めて釣るスタイルが確立されている"雷魚釣り"。その狭い釣法の中にも、人それぞれこだわりのスタイルがある。また、雷魚釣りでひとつの壁となるのが"90cm"。90というだけでもスゴいことだが、95cm、100cmともなると、実際に釣った人は数える程しかいないだろう。今回ご紹介する加藤武氏は、サイトフィッシングに特化したスタイルで、90cm以上の魚のみを狙い撃つ。SNS等でデカい魚の写真を多く掲載しており、根強いファンも多い。夢のサイズ"メーター雷魚"を釣り上げた経験を持つ氏のフィッシングスタイルをここに紹介しよう。

※この連載では、メジャー計測写真の実在する、メーターを釣ったアングラーに限定しての紹介とする予定です。


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加藤武(かとう・たける)愛知県在住。"ルアーショップおおのやでんでんまる"が主催するフォトトーナメント等で数多くの優勝、入賞経験を持つ。主に遠征での釣りが多いが、地元、海部の90UPも狙い続ける。また、ルアー、リールのコレクターでもあり、驚愕のルアー達に囲まれた釣り部屋は、圧巻の一言。

まずは加藤氏渾身の一尾。公式記録100.5㎝の見事な魚体を…(驚!)

画像: 尾ビレの付け根まで極太の完璧なボディ。

尾ビレの付け根まで極太の完璧なボディ。

この一尾は2010年、ルアーショップオオノが主催するライギョダービーの優勝魚。これが”メーターライギョ”である。

フォトトーナメントは優勝、入賞多数!

画像: ライギョロッドも気になるが…

ライギョロッドも気になるが…

でんでんまるが主催する大会には4回参加して、4回とも優勝! まさに最強!!

画像: フォトトーナメントは優勝、入賞多数!

2004年から2010年まで参加した、ルアーショップオオノ主催のフォトトーナメントでは、
2004年 5位
2005年 4位
2006年 5位
2007年 3位
2008年 4位
2009年 優勝
2010年 優勝
…という、輝かしい成績。

衝撃の過去写真をご覧ください…(驚!!)

画像1: 衝撃の過去写真をご覧ください…(驚!!)
画像2: 衝撃の過去写真をご覧ください…(驚!!)
画像3: 衝撃の過去写真をご覧ください…(驚!!)
画像4: 衝撃の過去写真をご覧ください…(驚!!)

もちろん、すべて90アップの魚だ! 写真を見ればわかるとおり、左頭、鉄メジャーにこだわり、スケーリングも綺麗なもの。さらに、地面が悪い場所等では、タオルやシートを使用し、魚へのダメージも考慮されている。魚体も綺麗。魚に水を掛けてあげていることも見て取れる。まさに”お手本”という言葉がふさわしい。


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加藤氏こだわりの釣りのスタイルとは?

冒頭でも触れたが、加藤氏のスタイルはサイトフィッシング。ただ、ひと言に"サイトフィッシング"と言っても、そのスタイルは常識を超える特異なものだ。

流れ的には、
①目標魚が通るであろうルートを仮定。
②張り込む場所を決める。張り込むのは取り込みができる場所。もちろん魚から見つかりにくい場所であるが、人目にもつかない場所。
③張り込み開始
…となるのだが、この張り込み、2日間で14~15時間に及ぶことも…。

基本的に目測90以下は投げない。ときには95以下をスルーすることも。無駄に魚にダメージを与えたくない気持ちもあるが、その魚を釣ってしまうと、目標のサイズは現れなくなる。目標サイズが現れない時はキャストを一切しないことも。「それでも、あの"90アップ"を釣ったときの感動に勝るものはないので、やり通せる」と加藤氏は語る。

釣行は基本的に単独だが、写真を撮ってくれる友人と行動を共にすることも多いと話す。

当たり前だが、釣れないことも多い。判断ミスで80後半を釣ることもあるが、90アップのみを狙っているので、年間で獲る雷魚は20~30匹程度。

タックルのこだわり:スナッグプルーフ製のキャストフロッグがメイン

使用するフロッグは、スナッグプルーフ製のキャストフロッグがメイン。こだわりのチューニングは、水平浮き・細軸フック。ブレードやファーはアクションを安定させるために必ず付ける。

「細軸フック?」と疑問に思う方が多いではないだろうか。フッキングは食い込ませてアワセるので細軸がいいのだそうだ。加藤氏の狙うサイズは90アップなので、魚体の重さも充分。反転した重みで掛けるのだ。

細軸のメリットは他にもある。刺さりが深くなること。さらに口腔部のフックホールも細いのでバレにくくなる。当たり前だが、細軸で刺さりが浅いと、フックは伸びるが奥まで入れば伸びることはない。

そして、こちらが100.5㎝を釣ったフロッグ。

スナッグプルーフ社のモスマウス。見てわかるとおり細軸フックを使用している。

スナッグプルーフ以外のお気に入りフロッグは、フィネス製のコヨーテや、エクストリームフロッグ。他にも「気になったフロッグは積極的に使う」と話す。

オールドタックルのコレクターという一面も。

取材時は加藤氏の癒しの空間、釣り部屋で行ったのだが、ものすごい数のオールドタックル!!!

画像1: オールドタックルのコレクターという一面も。

部屋に入ってしばらくの間、見入ってしまった。スナッグプルーフ製のルアーはほぼコンプリート。中にはマニア垂涎の初代キャストフロッグなど。ウィップラッシュの旧パケ。オールドアブ各種。等々…。

画像2: オールドタックルのコレクターという一面も。

雷魚釣りが上手くなるコツとは?

上手くなりたかったら「ライギョを飼うのが一番」だと言う。餌に対する動きや呼吸のタイミングなどを見ることで、食わせ方に繋がるんだとか。要は観察力を身に着けよ、ということか。

最後に、イマムラが気になったことを聞いてみた。

イマムラ「これほど頻繁に90アップを釣っていますが、やはり決め手は場所ですかね?」

加藤氏「いや、皆さんが思っている以上に90以上の魚はいますよ! カバーの貼らないフィールドも視野に入れたら無限大ですよ! 地元・愛知県海部の90アップも釣ってますし」

最後にとても夢のあるお言葉をいただいた。

さあ、待ちに待った雷魚シーズンの幕開け。今年も"アイツ"に会いに行こう!



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