レンタルボートの後部に取り付けて船体の安定感を高める「ボートラダー」。ボート前方の動力部・フットコンエレキを使って操船する際に、ボート後方が慣性で横滑りするのを防ぐという、重要な役割を担っている。だがこのアイテム、市販品を購入するとなるとそれなりにお値段が張るもの。そこでDIY好きのルアマガファミリー・フクシゲが、"お安くお手軽"な自作に挑戦! 材料編に続いて、作り方編をご紹介する。

〈前のページ#1/2:レンタルボート用ラダーを実際に作ってみた!(材料編)〉


まずは"板"パーツを作る

まずはラダーの花形(?)である板の部分を作ります。使うのはアルミ合金板。

画像: 25センチ四方、厚さ1ミリのアルミ板

25センチ四方、厚さ1ミリのアルミ板

これはほぼそのまま使えるサイズ感なので、大きな加工の必要はありませんが、角が鋭かったりするので、適度にヤスリがけしてあげましょう。

画像: 金属ヤスリがあると便利かも!

金属ヤスリがあると便利かも!

そしてコイツをラダーの棒部分に取り付けるわけですが、その棒部分になるのがフラットバー×2

画像: 30型フラットバー(縦穴)60センチ

30型フラットバー(縦穴)60センチ

ボルト&ナットでこのフラットバーを固定するための穴を空けます。

画像: こんな感じにあてがい、親指の左右にあるフラットバーの穴の位置に合わせて、アルミ板にも穴を空けます。

こんな感じにあてがい、親指の左右にあるフラットバーの穴の位置に合わせて、アルミ板にも穴を空けます。

画像: 空きました。

空きました。

アルミは加工性がスゴくいいので、簡単に穴があきます。電動ドリルなら一瞬だし、ハンドドリルでも簡単です。

これで板の部分は完成です。

画像: まずは"板"パーツを作る

続いて"棒"部分と組み合わせる

さて、でき上がった板を、棒となるパーツと組み合わせていきます。

先ほどのフラットバー×2を使って、板を挟み込むようにしてボルトとナットで留めます。

画像: フラットバー・アルミ板・フラットバーの順となります。

フラットバー・アルミ板・フラットバーの順となります。

ボルトとナットはこちらのセットです。

これだけでベース部分は完成!!

画像1: 続いて"棒"部分と組み合わせる

続いてこれに、アングルを組みあわせます。

画像: 40型アングル(横穴)30センチ

40型アングル(横穴)30センチ

まずはこちらを背中合わせに並べます。

画像: この写真では手前側でボルトを留めていますが、実際はもう少しセンターよりに1か所留めればOKです。

この写真では手前側でボルトを留めていますが、実際はもう少しセンターよりに1か所留めればOKです。

ここに、先ほどの板を取り付けたフラットバーを取り付けます。

画像2: 続いて"棒"部分と組み合わせる

この時、フラットバーでアングルを挟み込みましょう。

画像: フラットバー・アングル・アングル・フラットバー といった順番です。

フラットバー・アングル・アングル・フラットバー といった順番です。

そしてこれを、ボルト&ナット1組で固定します。

画像: 横穴の上の方に、固定するのがポイント

横穴の上の方に、固定するのがポイント

これで板と棒の部分は完成! 各ボルト&ナットの位置関係は下の写真を参考にしてください。

画像3: 続いて"棒"部分と組み合わせる
画像4: 続いて"棒"部分と組み合わせる

取り付け機構を組み立てる

さて。最後は難関・取り付け機構。

まずはクランプ×2を準備。

画像: クランプ(75ミリ)

クランプ(75ミリ)

穴が開いておりますが、これは自分で空けました(汗) 場所はアングルの一番上の穴の位置に合わせて、2つともに空けます。

画像: この穴を空けるために、アルミ製のクランプをチョイスしています! 電動ドリルがあれば楽々。空けなくても大丈夫な方法も後述します。

この穴を空けるために、アルミ製のクランプをチョイスしています! 電動ドリルがあれば楽々。空けなくても大丈夫な方法も後述します。

そして「クランプ|アングル|アングル|クランプ」となるように、80ミリの鍋ネジとナットで固定!

画像: このナットはボルト&ナットセットの物を利用

このナットはボルト&ナットセットの物を利用

ちなみに固定と言っても、きっちり締め込んでいるわけではないので、クランプとアングルはガタガタしています。

画像1: 取り付け機構を組み立てる
画像2: 取り付け機構を組み立てる

これにて取り付け機構も完成しました!

ボートの縁に取り付けて、いよいよ完成!

さて。これをボートに取り付けます!!

が、実際に取り付けて使用した時の写真を撮り損ねてしまい…(汗)

なのでスミマセン、此処から先は"イメージ"で進めさせていただきます!

画像: これはボートです! ボートの後ろ側のガンネル(船縁)だと思ってください!!

これはボートです! ボートの後ろ側のガンネル(船縁)だと思ってください!!

ここに、ラダーのクランプ部分を引っかけます。

画像1: ボートの縁に取り付けて、いよいよ完成!

そしてクランプを締める!

画像: こうすると、クランプがガンネルとアングルを挟み込み、固定できるわけです。

こうすると、クランプがガンネルとアングルを挟み込み、固定できるわけです。

簡単!!

画像: 上から見るとこんな感じ

上から見るとこんな感じ

ちなみに、クランプに穴を空けなくても、アングルをクランプで挟む形で固定可能。

画像: こちらは穴を空けたクランプを取り付けず、普通の状態で挟んだ様子。この時は左右からクランプで挟んでいますが、普通に上からでもOK。ちなみクランプに穴を空けない場合、もっと安いクランプでもOK。ただし、ラダーを押さえつつ、アングルを締めてセットしていく必要があるので、取り付けの際にラダーだけ落としてしまう可能性がちょっとだけあります・・・

こちらは穴を空けたクランプを取り付けず、普通の状態で挟んだ様子。この時は左右からクランプで挟んでいますが、普通に上からでもOK。ちなみクランプに穴を空けない場合、もっと安いクランプでもOK。ただし、ラダーを押さえつつ、アングルを締めてセットしていく必要があるので、取り付けの際にラダーだけ落としてしまう可能性がちょっとだけあります・・・

クランプに穴を空けて鍋ネジで繋げているのは、セットしやすくするためなのです。

そんなわけで、

画像2: ボートの縁に取り付けて、いよいよ完成!

取り付け完了デス!!

本作のキモ!なんと"ハネ上げ式"を採用

さて。フラットバーで挟み込んだアルミ板をアングルに取り付ける際、ボルト&ナットをひとつで取り付けたのにはワケがあります。

それがハネ上げ式にしたかったから!

ハネ上げ式とは・・・ラダーが前方からの衝撃に対して、自動的に跳ね上がる機構のこと。

つまり

こんな風に、支点を中心にラダーの板の部分が上側に動くんです。この機構さえあれば、動いている最中にロープや立木にぶつかっても、引っ掛かることなく回避してくれる! また、浅い場所を無理やり通るときには、ラダーを上に上げっ放しにすることもできます。

ラダーを自作すれば、この機能まで付いて、なんと3,000円以下!!

使用感とまとめ

取り付け例の写真がない時点で察していただけると思いますが、ごめんなさい。使用している写真はありません(汗)

ですが実際の使用感は良好。きちんとラダーとしての役割を果たしてくれました!

(ルアマガ編集部・フルカワ先輩にも使ってもらいましたが、ちゃんと使えたとのこと! ちなみに亀山湖で使って、片付けの際に電動カートで踏んでバラバラに壊してしまったのですが、パーツをボルトとナットで留めているだけなので、簡単に復活!! コレかなり重要!!)

3,000円以下の費用でこれだけのラダー性能を実感できるというのは、なかなか画期的なのでは?

とはいえ、やっぱり普通のボルト&ナットを使っているだけのため、緩みやすいのが欠点。使うたびに緩みを締め直す必要がありました。

このあたりはやはり市販品は偉大です。そして何より見た目がカッコいい!!

3000円以下の自作ラダーで満足できなくなったら、ぜひ、市販品を試してみてほしいですね。

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