「ルアマガソルト流・◎◎の基本」エギングの第3回は、秋のシーズナルメソッド!秋は数釣りができるエギングのハイシーズン。春に生まれたアオリイカの新子は貪欲にエサを追いかけ回す食べ盛りで、アグレッシブ。エギングファンだけでなく、入門者にも最適な季節だ。数釣りも狙える秋イカの攻略の基本を、エギングのスペシャリスト・湯川マサタカ氏に語ってもらった。

画像: 湯川マサタカ(ゆかわ・まさたか) 紀伊半島をホームとするエギングのスペシャリスト。 徹底した現場主義でフィールドに通い込み、結果以上に過程を重視する独自の理論を構築。気さくなキャラクターとハイレベルな釣獲力で現在人気急上昇中!

湯川マサタカ(ゆかわ・まさたか)
紀伊半島をホームとするエギングのスペシャリスト。
徹底した現場主義でフィールドに通い込み、結果以上に過程を重視する独自の理論を構築。気さくなキャラクターとハイレベルな釣獲力で現在人気急上昇中!

湯川「アオリイカは春が産卵期。3月以降に水温が上昇すると、深場からワンド(湾状に奥まった地形のこと)内へ上がって海藻帯などに卵を産み付けます。孵化した幼体は、季節が進行するごとにグングン成長! 秋はアクティブな子イカの数釣りが楽しめるシーズンですね。秋のほうがビギナーにはより気軽に挑戦できると思います」

秋イカ狙うなら、漁港内の障害物周辺を見逃すな!

子イカは青物などの外敵から身を守るために、漁港内の障害物に身を寄せていることが多い。子イカを狙うなら近距離の障害物周り。もちろん秋だからといって小型ばかりではない。大型を狙うことも可能だ。

画像: 秋イカ狙うなら、漁港内の障害物周辺を見逃すな!

湯川「ブイや係留ロープ、海藻帯などの周辺は要チェック。ある程度成長した個体は、漁港の出入り口付近などの潮通しの良い場所を好みますね」

エギの選択は? 入門者なら秋シーズンでも扱いやすい標準サイズがオススメ

――エギはどのようなものを選べば良いでしょうか。秋の子イカ狙いなら、小さいエギが良い?

湯川「3号未満の小型エギは、確かに子イカには有効な場合も多いです。ただ、一年を通じて最も“基本”になるサイズは3.5号。秋の子イカでも充分に抱いてきます。操作感や沈下速度、潮の抵抗感を覚えるためにも、ビギナーの方は特に3.5号を主軸にしたほうが良いでしょう。僕自身も、春秋問わずメインは3.5号ですよ」

秋の数釣り、成功の鍵は手数の多さ。そのために、照準はまず足元周辺から

アオリイカは仲間が釣られてスミを吐くと警戒してしまう。そこで、ポイントについたら、まずは手前から順番に攻略していこう。

画像: まずは足元からが基本。堤防の堤体自体にアオリイカがついていることがある。

まずは足元からが基本。堤防の堤体自体にアオリイカがついていることがある。

湯川「見えるイカが全てとは限りません。エギを障害物の周辺へキャストして底を取り、しっかりと誘うことが大切です。秋は子イカが漁港内にたくさんいる状況。反応の鈍いイカに執着するよりも、高活性な個体を探してどんどん移動したほうが、結果的に釣果を伸ばせますね」

湯川「ビギナーのアングラーが意外に見落としがちなのが、足元付近へのアプローチ。堤防は、それ自体がアオリイカやエサとなる小魚や甲殻類の格好の付き場。フルキャストしたい気持ちを抑えて、まずは足元付近から丁寧に攻めていくのがコツですね」

――いきなり沖を攻めると、掛けて寄せている際に手前にいたイカが警戒する?

湯川「その可能性が高いです。一般的に、ファイト中のイカが墨を吐くと周囲の個体は警戒心が高くなりますからね」

粘らずに高活性な個体を探そう

湯川「数釣りの秘訣は、高活性な個体を探してガンガン移動すること。同じ場所でアプローチを繰り返していると、自らプレッシャーを高めてエギを警戒されてしまう可能性が高いです。数投して反応がなければ、思い切って移動しましょう!」

画像: 秋イカ釣りは数釣りが狙える。このポテンシャルを活かすためにも、釣れないと判断したらどんどん次のポイントへ移動していこう。

秋イカ釣りは数釣りが狙える。このポテンシャルを活かすためにも、釣れないと判断したらどんどん次のポイントへ移動していこう。

春の産卵場周辺は秋も要チェック!

湯川「秋の子イカは、生まれた海藻帯の周辺で成長するまで過ごすことが多い。つまり、春に実績の高いポイントは秋も期待できるということですね」

各地域の主要なポイントは、釣具店などで情報を入手しよう。

アオリイカの「エサ」と「外敵」を知ろう

青物襲来時、子イカは警戒モードに

成長途上の子イカを狙う秋のエギングでは、ベイトの有無にも注意を払おう。イワシや甲殻類などのエサが豊富なほど活性は上がりやすい。一方で、外敵である青物の群れが付近にいると、子イカは警戒心が強くなる。

足元までボトムを意識してアプローチ!

湯川「秋エギングは表層付近のサイトフィッシングというイメージが強いかもしれませんが、ボトム付近にいる見えないイカのほうが、警戒心が薄いです。アオリイカの視界は自身よりも下に向けられていることもあり、ボトム攻めは有利なアプローチだと思います」

画像: 慣れないうちはいつの間にかエギが上ずってしまうことがある。着実にボトムをとっていく底取りが釣果に結びついてくる。

慣れないうちはいつの間にかエギが上ずってしまうことがある。着実にボトムをとっていく底取りが釣果に結びついてくる。

湯川「秋は数釣りが期待できるので、具体的な目標を決めたり、仲間で競ったりするのも面白いですね。フィールドの状況にもよりますが、1日で10杯釣れたらビギナーとしては合格! 楽しみながら、スキルアップを目指しましょう!」

秋から冬に入ったら?

秋の後半は“回遊待ち”で良型狙い!

湯川「晩秋に水温が下がると、成長したアオリイカは水温が安定する深場へ移動します。マヅメ時に深場が隣接する潮通しの良い堤防の先端付近などへ回遊し、エサを捕食するようになります。回遊待ちで1kgクラスが狙えますよ!」

画像: 小型ばかりと思われがちな秋シーズンでも大型は潜んでいる。薄暗いマヅメ時などがチャンスになってくる。

小型ばかりと思われがちな秋シーズンでも大型は潜んでいる。薄暗いマヅメ時などがチャンスになってくる。

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